経理改善お役立ちコラム

経理のアウトソーシングと税理士への依頼の違いは?

経理業務のアウトソーシングとは、自社の経理業務を外部の企業へ委託することをいいます。
経理業務のアウトソーシングにより自社の本業に注力しやすくなるうえ、経理業務のミスの防止にもつながります。
とはいえ、こうしたアウトソーシングの特徴や良さを知らなければ、二の足を踏んでしまいかねません。

今回は、経理業務のアウトソーシングを活用するメリット、税理士に依頼する業務との違いや、TOKYO経理サポートのサービスの特長などについて詳しく解説します。

経理アウトソーシング会社と税理士との違い

経理業務のアウトソーシングは、しばしば税理士(税理士法人)が行っているものと混同されがちです。
実際に経理アウトソーシング業務を展開する会社には税理士法人が母体で運営されているところが多い点も、両者が混同されがちな原因のひとつといえまでしょう。

しかし、経理アウトソーシング会社と税理士とでは、担う役割が大きく異なります。
主な違いは、次のとおりです。
● 税務申告の代行や税務相談ができるのは、税理士・税理士法人のみ
● 経理アウトソーシング会社はさまざまな経理業務を代行

税務申告の代行や税務相談ができるのは、税理士・税理士法人のみ

国の法律である税理士法の規定で、税務申告書の作成や税務申告は、税理士・税理士法人以外の者は代行できません。

また、税務相談に応じることも税理士・税理士法人の独占業務です。
そのため、税務相談をしたい場合や法人税や消費税などの申告書を作成してもらいたいときには、経理アウトソーシング会社でなく税理士などに依頼する必要があります。

経理アウトソーシング会社はさまざまな経理業務を代行

経理業務というと、会計帳簿への記帳業務がまず思い浮かぶことでしょう。
記帳業務とは、日々発生した取引を帳簿(会計ソフト)に入力処理する作業をいいます。

この記帳業務のみを、税理士・税理士法人が税務申告などの付随業務として担っていることもあります。
しかし、記帳業務は数ある経理業務のうちのひとつにすぎません。
経理業務のアウトソーシングでは、記帳代行だけでなくさまざまな経理業務を担います。

具体的なメニューは経理代行会社によって異なるものの、次の業務などを丸ごとないし一部、アウトソーシングできるのが一般的です。
● 記帳業務
● 給与計算業務
● 年末調整業務
● 振込み・支払い業務
● 請求業務(一部の代行会社のみ対応)
● 売掛金入金消込業務(同 上)
● 売掛金・買掛金管理業務(同 上)

税理士・税理士法人が直接ここまでの経理業務を担っているケースは稀で、こうした業務の代行までを依頼できるのは経理アウトソーシング会社ならではといえます。

経理アウトソーシングを依頼する主なメリット

税理士・税理士法人に依頼していれば、経理業務のアウトソーシングは不要と感じられるかもしれません。
ところが上述のように、税理士などが担う業務と経理アウトソーシング会社が担う業務は大きく異なります。
税理士などと経理アウトソーシング会社が請ける業務は多少重なる部分もあるものの、基本的には別のものとして捉えた方がよいでしょう。

そのため、税理士がいる場合でも、別途経理アウトソーシングを活用するメリットは少なくありません。
経理アウトソーシング活用する主なメリットは、次のとおりです。
● 自社の本業に注力しやすくなる
● 安定した経理機能を実現できる
● 自社で経理担当者を雇用する必要がない
● 自社の従業員に役員報酬などを知らせる必要がなくなる
● コスト削減になる場合がある

自社の本業に注力しやすくなる

中小企業では経理の専任担当者はおらず、社長や別の業務を担う従業員が経理業務を兼任することが少なくありません。
しかし、経理業務を洗い出してみるとやるべき業務が意外に多く、本業に割けるはずの時間や労力を圧迫している可能性がわかってきます。

経理業務をアウトソーシングすることで、自社の本業に注力しやすくなるでしょう。

安定した経理機能を実現できる

経理業務を社長や従業員が兼任する企業では、繁忙期には経理業務がおろそかになるケースがひんぱんに見受けられます。
また、経理担当者を雇用していても、ひとたび担当者が退職すれば社内には経理業務がわかる人は誰もおらず、混乱に陥ってしまいかねません。

結果として、支払いの遅延や請求書の金額ミスなどで、取引先に迷惑をかけるリスクが生じかねません。
経理業務のアウトソーシングでは、安定した経理機能の実現が可能となります。

自社で経理担当者を雇用する必要がない

経理担当者には、高いスキルや知識、そして信頼できる人間性が求められます。
しかし、そうした人材への需要は高く、中小企業ではここ数年は応募・採用難にあえぐ状況です。
また、いったん良い人材が雇用できても、その後退職や休職となれば、短期間に後任者の募集・採用が必要となります。

一方、経理業務をアウトソーシングしておけば、自社で経理担当者を雇用する必要がありません。

自社の従業員に役員報酬などを知らせる必要がなくなる

経理担当者は取り扱う業務の性質上、役員報酬や利益などの情報を知る立場にあります。
とはいえ、こうしたセンシティブな情報を従業員に知られたくないのが経営者の本音でもあります。

経理業務のアウトソーシングなら、このような情報を従業員に知らせる必要がなくなります。

コスト削減になる場合がある

経理業務のアウトソーシングには、多額の費用がかかると考えられる社長もおいでです。
意外にも、実際には経理担当者を雇用するよりリーズナブルな価格でアウトソーシングが実現できるケースが多いのです。

経理アウトソーシングにかかる費用は、委託する業務内容や業務量などによって異なります。
具体的な費用を知りたい場合には、見積もりや導入相談が無料のTOKYO経理サポートまでお気軽にお問い合わせください。

経理アウトソーシングを活用するデメリット・注意点

経理アウトソーシングの活用にはデメリットもあります。
主なデメリットと注意点は、次のとおりです。
● 自社に経理業務のノウハウが蓄積しない
● 業務フローが自社に合わないと手間が増える可能性がある
● 思った以上にコストがかかる場合がある

自社に経理業務のノウハウが蓄積しない

経理アウトソーシングを活用する場合、自社での業務処理は必要ありません。
そのため、自社に経理業務のノウハウが蓄積しません。

将来、社内に経理部を立ち上げたいお考えをお持ちなら、この点がデメリットとなるでしょう。

業務フローが自社に合わないと手間が増える可能性がある

経理業務のアウトソーシングでは、自社からアウトソーシング先への資料の発送など、委託先とのやり取りが発生します。
この業務フローが自社に合わないと、手間が増えてしまう可能性があるでしょう。

そのため、アウトソーシングを検討されるときには、あらかじめ業務フローの確認やすり合わせが大切になります。

思った以上にコストがかかる場合がある

アウトソーシング料金やその算定方法は、委託先のアウトソーシング会社によって異なります。
そのため、依頼先のアウトソーシング会社の料金体系や委託する業務量によっては、予想外に費用がかさんでしまうこともあります。

こうした事態を避けるため、導入前に納得いくように見積もりを取っておかれるよう、おすすめします。
見積もりは平常時のみならず、年末や決算月など経理業務が増える時期についても確認しておくと安心です。

経理アウトソーシングは税理法人が母体のTOKYO経理サポートへお任せください

経理業務のアウトソーシングをご検討の際は、ぜひ英和税理士法人グループのTOKYO経理サポートまでご相談ください。

TOKYO経理サポートの概要と特長は次のとおりです。

TOKYO経理サポートとは

TOKYO経理サポートは、「英和税理士法人」が母体で運営する経理アウトソーシングサービスです。

英和税理士法人とグループ会社である英和コンサルティング株式会社は、40年を超える年月、中小企業とオーナー、そのファミリーを支え続けてまいりました。中小企業や経営者にこれまで以上に寄り添って、困りごとやお悩みの解決につなげるために、経理アウトソーシング事業であるTOKYO経理サポートを展開しています。

中小企業に特化したサポート内容で、プロによる効率的で安定した経理全般の処理が実現できると、ご好評をいただいています。

TOKYO経理サポートの特長

TOKYO経理サポートの主な特長は、次のとおりです。
★ 自社に必要な業務のみをアウトソーシングできる
★ リーズナブルな価格で高品質な経理アウトソーシングを提供している
★ 導入前に経理業務フローのコンサルティングを行う
★ 高いセキュリティ体制を構築している
★ グループ内で事業承継や相続対策についても対応できる

★ 自社に必要な業務のみをアウトソーシングできる

TOKYO経理サポートでは、経理業務をまるごと代行できる「Smartおまかせ経理」のほか、記帳代行のみを代行する「Smart記帳代行」や給与計算と支払いのみを代行する「Smart給与代行」など、細分化したサービスメニューを設けています。

そのため、自社にとって必要な業務だけをピックアップしてご依頼いただけます。

★ リーズナブルな価格で高品質な経理アウトソーシングを提供している
TOKYO経理サポートでは、高品質な経理アウトソーシングサービスをリーズナブルな価格で提供しています。

たとえば、従業員10名ほどであるITサービスを展開する企業が経理業務をまるごとアウトソーシングする費用は、月額15万円程度です。
これは、経理担当者を1人雇用するよりもリーズナブルといえます。

具体的なご利用料金は、アウトソーシングする業務内容や業務量などによって異なります。
自社で導入した場合にかかる費用が知りたい場合は、まずお気軽にお問い合わせください。
導入に関するお見積もりは無料です。

★ 導入前に経理業務フローのコンサルティングを行う
先ほど解説したように、経理のアウトソーシングの活用にあたって業務フローとのすり合わせを怠ると、むしろ手間が増えてしまう可能性があります。

TOKYO経理サポートでは、お見積もり前にお客様の経理業務を分析し、業務内容に沿った最適な経理業務フローや業務処理体制の見直しの提案を行っています。
こうした提案によりアウトソーシングの導入がスムーズに進み、余分な手間などを最小限に抑えられます。

★ 高いセキュリティ体制を構築している
経理業務のアウトソーシングでは、お客様の機密情報を非常に多く取り扱います。

そこでTOKYO経理サポートでは、万が一にも情報が漏洩する事態を避けるため、高いセキュリティ体制を構築しています。
主に講じている対策は、次のとおりです。
・ サーバールーム  :
常時施錠のうえ、関係者のみの立ち入りが可能
・ セキュリティソフト:
サーバー用と端末用とで別のセキュリティソフトを導入し、ダブルチェック
・ UTMの導入と運用 :
ウイルスや不正メール対策、社内不正管理を目的としてUTM(統合脅威管理)を導入し、運用
・ 実務処理スペース :
社員のみ入室が可能
・ 社員の入退室   :
カード認証により管理
・ 監視(防犯)カメラ:
社内各所に設置し、入退室状況や業務状況をモニタリング

そのため、安心して大切な情報を預けていただけます。

★ グループ内で事業承継や相続対策についても対応できる
TOKYO経理サポートの運営母体ある英和税理士法人では、事業承継(経営承継)コンサルティングや相続対策コンサルティング、決算対策コンサルティングなどを展開しています。

そのため、お困りの際にはグループ内の担当者へ速やかにつないで、解決へ向けたサポートが可です。

TOKYO経理サポートへのご依頼方法

TOKYO経理サポートへのご依頼をご検討の際は、ぜひお電話にてお気軽にお問い合わせください。
また、フォームからのお問い合わせや資料請求も可能です。

より詳しくご相談されたい場合は、無料のリモート相談を活用ください。
リモート相談は、こちらからご予約いただけます。

まとめ

中小企業が経理のアウトソーシングを活用するメリットは少なくありません。

たとえば、自社の本業に注力しやすくなることや安定した経理機能を実現できること、自社の従業員に役員報酬を知られずに済むことなどが挙げられます。
また、経理担当者を雇用する場合と比較して、コスト削減につながる場合もあるでしょう。

TOKYO経理サポートでは、経理業務をまるごとアウトソーシングできる「Smartおまかせ経理」を展開しています。
運営母体は創業40年超となる英和税理士法人であり、安心してご依頼いただけます。

経理業務のアウトソーシングをご検討の際には、ぜひTOKYO経理サポートまでお気軽にお問い合わせください。
お見積もりや導入に関するご相談は無料です。

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